藤川宿中央部の屋号

藤川宿中央部の屋号何年か前に見た記憶があったけど、どこにしまったのか忘れていた図面を見つけました。

藤川宿中央部の屋号を調べた図面です。

いつ作成されたものか記載が無いのでわかりませんが、現在の家並みと比較すると、相当古い年代のもののように思います。

それでも文字が手書きではないので、それなりの印刷技術が有った時代なんでしょう。(手書きの部分は、後から書き足したと思われます)

右下の は称名寺さんですね。その称名寺さんの西側に「飛脚屋」という屋号が見えます。そうすると屋号は旅籠だけのものではないのかもしれません。職業を表す屋号も有ったのかも・・・。

そして図面の南側にある「薬師山」に有った「薬師堂」にお参りする道が有ったと聞いていますが、この図面でいうと本陣の南東「米屋」さんと「山崎屋」さんの間に道が書かれていますので、ここがその参道だった可能性が有りますね。

図面上で「3間=0.5㎝」と記載がありますが、おそらく図面上の多くの旅籠の間口が「約5㎜」で作られていますから、それを表していると思われます。そう考えると当時の一般の旅籠は、間口3間(5m弱)だったのでしょう。当時は、この間口で徴税されていたのかもしれません。間口の割に奥行きが深い旅籠が多いのは、そうした理由があったのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です