藤川宿の西方、字一里山から字北荒古にかけて、長さ約一キロメートルの間に、胸高囲約二メートル、樹高約三十メートルほどのものを含めて、約九十本に及ぶクロマツが並びます。

この間は、昭和三十八年五月に岡崎市指定天然記念物になりました。

平成十一年、まつ並木約六百メートルに、地元の白御影石を使った足元灯が十四基、設置されました。
夜になると灯される足元灯が、ほのぼのとした味わいを出しています。

まつ並木の保護・維持管理は、昭和三十八年に市指定天然記念物となった当初、藤川の老人クラブにより行われていましたが、最近は藤花荘(とうかそう:知的障害者更生施設)入居者の協力で熱心に奉仕活動が行われていて、まつ並木一帯は整備されています。

藤川学区社会教育委員会・藤川宿資料館管理委員会作成の資料に拠ります。