新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
平成28年が始まりました。今年は申年ですね!
大みそかに録画しておいた「紅白歌合戦」を見ながら、未年の年の暮が何事もなく平和で過ぎたことに改めて思いをはせ、日本は幸せでよかったなぁと感じました。
さて、なぜ録画の紅白を見ていたかといいますと、実は神社係というものがありまして、一年を通して村社・関山神社のお役をさせていただいており、大みそかの夜も関山神社にいたのでした。(いきものがかり、とかいう歌のグループがあるそうですが、世代が違いよく分からないです)
既に陽も暮れた午後7時前、神社係として関山神社に到着しました。提灯の明かりが登り口を照らし出していてくれたので、撮影してみました。
暗い中での撮影なので、多少ピンボケはお許しください。(^_^;)
階段を上りきると既に氏子総代さん方が、どんど焼きを始めていました。暖冬とはいえ真冬ですから寒さを覚悟していたのですが、この火のおかげで寒さは感じませんでした。
火の粉の舞い上がる向こうに浮かび上がる本殿を撮影。
この後、氏子さん方が持ち寄られた旧年のお札などを「おたきあげ」しました。
この後、新年の午前1時30分ころまで、ずっと火を焚き続けるのですが、関山神社まわりの木々を伐採した木材がふんだんにあり、燃料には事欠きません。(^^)v
体が暖まったところで本殿の前に角松が有るのに遅まきながら気づきました。<(_ _)>
真正面から撮影。
そうそう、以前の記事でお賽銭箱がなかったと書きましたが、ちゃんと有りました。氏子総代さんに聞くと、「たまたま何かでかたずけてあったんだろうね」という事で、普段はちゃんと有るそうです。
お賽銭、たくさん差し上げてくださいね。!(^^)!
お賽銭箱の確認をしていたら、右側の奥まったところに、もう一カ所ライトアップされたところを発見!
若宮社です。ご神体までは拝せませんが、前の扉が開いていますので、ご神体をお祀りする社は拝観できました。
そういえば関山神社の石段に提灯だけじゃなくて、竹を切ったものが置いてあったなと思いだして見に行きました。
「平成二十八年 平和祈願」と書かれています。
これ何に使うんだろう?、と不思議に思っていたのですが、後でその理由が分かりました。その件は、もうすこし下段で書きますね。
この頃になると石段を登り切った両脇にかがり火が焚かれ始めました。
かがり火越しの本殿です。
幽玄というのは、こんな情景をいうのでしょうか。
改めて関山神社内を見回すと、もう一カ所ライトアップされているところがありました。
近寄ってみると「御神木」と立札があり、四隅を綱で囲い、供物も供えられていました。
えっ!?ここにも御神木?
奥の宮にある御神木は知っていたのですが、この里宮にも御神木があることは知りませんでした。
さっそく氏子総代さんに聞いてみると「もうずいぶん前からあるよ」とのこと。でも、近くで一緒に話を聞いていた人も「俺も知らなかったなぁ」と言っていたので、やはり立札も綱囲いも比較的近年に作られたのでしょうね。<(_ _)>
御神木の南側にある手水から、どんど焼き側を撮影してみました。
大きな火を囲んで神社係の人たちが八人ほど写っています。
奥の社務所にも人がいますし、約20名ほどが集まっています。
この後、第2班の人たちも、もっと遅い時間に集合するので総勢50名近くの神社係で年越えの行事が行われます。
年越えの行事といっても神社係が行うのは神事ではなく、「お汁粉」「甘酒」を作って新年の参詣をされる皆さんをもてなすことです。
この他にも「厄年会」の人たちも「とん汁」を作りに来る予定です。
「お汁粉」「甘酒」の準備が整ってきたので、周りを見渡すと階段あたりが仄かに明るくなっていたので、なんだろうと見に行きました。
すると上段で紹介した竹筒に明かりが灯っていました。
石段下まで、ずっと置いてあった竹筒に灯った明かりがきれいだったので、石段を下りて撮影してみました。
提灯の明かりだけでは足元が暗くなりがちですが、竹筒からの明かりがあれば足元もほんのり照らしだしてくれて、なんとなく安心感が増しました。
関山神社の登り口まで降り切って振り仰ぐと鳥居越しに幽玄の世界が!(*^_^*)
TVで見るような寺社では煌々と明るい照明でライトアップされていますが、こんなほのかな明かりもいいなぁ!と思いました。
さぁ、ぼちぼち新年を前にして参詣者が来られそうです。
申年の新年を良い年にするのは、この年があらたまった時に誓う心を持ち続けることが、なによりも大切ですよね!
幸多き年になりますように!