藤川宿に有ったという狼煙場

数日前、藤川の歴史に詳しい古老から聞いた話ですが、昔、藤川にはいくつもの砦と一緒に「狼煙場(のろしば)」も有ったというのです。

その方が若いころには、そこから「刈谷市半城土町にあった依佐美(よさみ)送信所鉄塔」が望めたのだそうです。さらに天候の良いときはその先の伊勢湾まで見えることもあったというのです。

えっ!?そんな遠くまで?!

と気になったものですから、地図で調べてみると十二分にあったことだと言える状況だということが分かりました。

狼煙場が有ったのは、「一本松」と言われるところで山の頂上です。今は、愛知産業大学ができて往時の面影はないのですが、昔はあそこに大きな一本の松が生えていたんだと聞いたことがあります。
その北側には、いくつかの池があって、夏にはそこへ泳ぎに行くのが昔の若い人の遊びだったそうです。

それはともかくとして、上の画像が、おおざっぱではありますが、地図で一本松から 依佐美 の鉄塔に向けて線を引いたものです。

見事なまでに山間部が無く、これなら昔の空気の綺麗な頃なら十分に狼煙を確認できただけでなく、鉄塔も更には伊勢湾も望めたのでしょうね。

せっかく教えていただいたことなので、忘れないうちにここに記録しておきたいと思い、画像を作らせていただきました。

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