明星院
昨夜来の雨が降り続いています。梅雨だから仕方ないですけど、街道を歩かれる人には涼しくて良いのか、うっとうしいのか、体験者でないと分からないですね。
さて今日は、明星院の紹介をさせていただきます。
入り口の緑の門から望む本堂です。
この緑の門は、イヌマキの生垣だそうで、こうして写真を撮ろうとして初めて気づくくらいに、ごく自然にそこに存在しています。
明星院は、真言宗醍醐派の寺院で、三河新四国三十三番・三十四番札所になっています。一か所なのに何故二つの番号が有るのかと不思議だったのですが、本堂が三十三番札所で、向かって左側にある「神変大菩薩」のお堂が三十四番札所という事みたいです。
この写真が「神変大菩薩」像です。
神変大菩薩は役行者、役小角とも呼ばれ、弘法大師空海が、真言密教を開く前から密教の修行をされた偉大な行者さんで、真言宗の中でも特に醍醐派では大切にされている行者です。
醍醐派を開かれた聖宝理源大師は、修験道を大切にされた方で、恵印灌頂、伝法灌頂と二つの法流を大切に守ってきているのですね。
そういえば、今の和尚さん(そう呼んでいいのか?)の師匠は、醍醐寺の元門跡「岡田宥秀」猊下で、本堂を再建した時には、この明星院にまでお越しになられたそうです。
この神変大菩薩の前では、毎年大晦日に「柴燈護摩」が行われています。
徳川家康と縁の深い「片目不動」については、よく語られているので、今回は割愛して、何かあったら書かせていただこうと思います。
明星院
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