称名寺
称名寺(しょうみょうじ)を参道から撮影した写真です。
浄土宗西山深草派の寺院です。
ご本尊は「阿弥陀如来」ですが、堂内には「十一面観音」「愛染明王」もお祀りされています。
三河地区の他の浄土宗寺院にも多く見られるようですが、阿弥陀如来以外の仏様がご安置され大事にされています。
浄土宗=阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)という図式がすぐに思い浮かぶのですが、浄土宗のお寺だからと言って、阿弥陀如来以外の仏さまは、お祀りしないという事は無いようです。
ここ称名寺は、元は天台宗のお寺だったそうで、当時は十一面観音が本尊だったのかもしれません。
称名寺の現・ご本尊「阿弥陀如来像」は、慶派(運慶で有名な仏師の流れ)による仏像らしく、今年の秋くらいには「愛知県指定文化財」に指定される予定という事です。
製作年は、1220~1230年くらいらしいのですが、慶派といえば鎌倉に代表される関東地方での仏像が有名だと思うのですが、三河でも慶派による仏像が有ったのですね。
元・ご本尊だったと思われる十一面観音像は、これよりも更に100~150年位前に製作されたらしいとのことで、こちらも県指定文化財に指定される可能性が有るのだそうです。
この写真は「岡崎いいとこ風景ブログ」で見られるものですが、この「昭和31年に、十一面観音像が本堂に遷座」とありますので、それまでは堂外に安置されていたのでしょうね。
この写真の先頭に映っている御坊様は、明星院の和尚ではないかなぁと思います。何となくですが、見覚えが有るんです。
ほかにもこの写真に写っている人は、まだまだご存命の方が多いのではないでしょうか?!
映っている「たばこ屋」さんは、今は無く、ちょうど工事中です。(あたらしく家が建つようです。)
称名寺
称名寺
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